2013年01月04日

【第一作第二話】準備(DxLib編)

2013年1月8日更新

前回は、VisualStudio2010を準備しました。
次は、DxLibを準備します。

本当に大変ですので、それを覚悟の上で、時間のある時にやってみてください。
場合によっては一日以上かかることもあります。ちなみに私は5分で終わりました。

簡単に説明すると、「今お使いのPCの画面上に新しく画面を作って、そこに絵を表示するもの」です。
専門用語を使うと、「ウィンドウを作ってグラフィックを描画するライブラリ」です。
ちなみに上二つのかっこ内の文章は同じ意味です。

VisualStudio2010を準備するだけでも大変だったとは思いますが、こちらもかなり大変ですので、丁寧に説明することを心がけます。VisualStudio2010も使いますので、まだ準備されていない方は【第一作第一話】準備(VisualStudio2010編)を参考に準備して下さい。

Googleで「DxLib」と検索し、DXライブラリ置き場 HOMEをクリックしましょう。
2_0.jpg

以下の画面になるので下に行き、
2_1.jpg

DXライブラリのダウンロードをクリックします。
2_2.jpg
2_3.jpg

DxLib_VC3_09b.exeを取得できるので、クリックしたままデスクトップでクリックを離すこと(ドラッグアンドドロップといいます)でデスクトップに保存します。
ここで実行してはいけません。
2_4.jpg

DxLib_VC3_09b.exeをデスクトップに保存した後に実行をクリックします。
2_5.jpg

実行をクリックした後は黒い画面が出てきて、文字がいっぱい出ますが、しばらくすると勝手に消えます。
デスクトップに新しいフォルダができたことを確認してください。
2_6.jpg

次は、VisualStudio2010でDxLibを使えるように設定します。
もう一手間かかりますが、頑張ってついてきてください。
Visualstudio2010の開き方は覚えていますでしょうか。

スタートボタンをクリック
→すべてのプログラムをクリック
→Microsoft Visual Studio2010 Expressをクリック
→Microsoft Visual C++ 2010 Expressをクリック
です。
11.jpg

VisualStudio2010が開けたら、以下の手順を行ってください。
「どうしてこの手順が必要なの?」ということは今回は説明しません。
今からやることは、「プロジェクトを作成する」ことです。
1つのゲームにつき1つは必要になってくるものです。

ファイル→新規作成→プロジェクトを選択します。
2_7.jpg

インストールされたテンプレート欄からVisualC++を選択
→Win32プロジェクトをクリック
→名前欄にGameProjectと入力
→参照ボタンをクリックし、デスクトップを選択
→OK
と進んでください。
2_8.jpg

Win32アプリケーションウィザードへようこそと出るので、次へを押してください。
※この時点で完了は絶対に押さないで下さい。もし間違えて完了を押してしまったら、デスクトップに作成されたGameProjectを右クリックして削除を選択し、「ファイル→新規作成→プロジェクト」の所からやり直してください。
2_9.jpg

空のプロジェクトにチェックを入れて完了を押してください。
※空のプロジェクトにチェックを入れていない状態で完了は絶対に押さないで下さい。もし間違えてチェックを入れずに完了を押してしまったら、デスクトップに作成されたGameProjectを右クリックして削除を選択し、「ファイル→新規作成→プロジェクト」の所からやり直してください。
2_10.jpg

完了を押した後、cppファイルというものを作成します。
このcppファイルに文字をたくさん書き込むことによって、ゲームが作れます。ワクワクしてきます。
では作ってみます。

新しい項目の追加ボタンをクリックします。
2_11.jpg

以下の順番でcppファイルを追加します。ファイル名はmainにしておいてください。
2_12.jpg

以下のような白いのが出たら成功です。(卑猥とか言わない)
※何か書いてあるのは気にしなくても大丈夫です。
2_13.jpg

ここらへんで休憩をはさみたいところですが、まだまだ続きます。
いつやっても大変ですね、こういうのは。
これからゲームを作っていく上で、恐らくこの話が一番長いと思います。

今からやることは、「DxLibを使えるようにする」ことです。
まず、デスクトップでDxLib_VCをクリックしたまま、GameProjectとアイコンを重ねて下さい。
そうすることで、GameProjectフォルダの中にDxLib_VCが入ったと思います。
2_13_1.jpg

次に、VisualStudio2010に戻ります。
プロジェクト→GameProjectのプロパティをクリックしてください。
2_14.jpg

プロパティページが開きますので、構成プロパティの全般を選択し、構成をすべての構成にし、文字セットをマルチバイト文字セットを使用するにし、適用をクリックしてください。
2_15.jpg

次に、追加のインクルードディレクトリというものを設定します。
C/C+ +→全般→追加のインクルードディレクトリ欄で編集をクリックし、フォルダを選択する画面にします。
2_16.jpg
2_17.jpg

デスクトップ→GameProject→DxLib_VC→プロジェクトに追加すべきファイル_VC用を選択した状態でフォルダーの選択をクリックします。これで、追加のインクルードディレクトリの設定は終了です。
2_18.jpg

次は構成プロパティ→リンカー全般を選択し、追加のライブラリディレクトリの項目でもまったく同じことをして、適用を押します。
2_19.jpg

構成をReleaseに変更した後、コード生成を選択し、ランタイムライブラリの項目をマルチスレッド(/MT)に変更したあと、適用をクリックします。
2_20.jpg

構成をDebugに変更した後、コード生成を選択し、ランタイムライブラリの項目をマルチスレッドデバッグ(/MTd)に変更した後、OKを押して設定完了です。
2_22.jpg

これでゲームを作る準備が完璧に整いました。
いよいよゲーム制作に取り掛かります。
次からが本当にやりたかったゲーム制作の部分です。

※その前に【番外編第一話】命名規則を見ておくことをオススメします。

うまくいかなかった時は、コメントで教えてください。迅速に対応します。

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次へ→【第一作第三話】自機作成

posted by 上前津ナイン at 21:52| Comment(0) | 【第一作ゲーム制作講座】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする